大藏

心霊現象の再現ドラマの続編です。自主映画の演出経験者とか、屑ビデオの収集家兼映画ライターとかが仕事をしていますが、演出も脚本もプロの仕事の域に達していません。 　　マニアは映画を見ているだけにしておけばよいのに、調子付いて制作まで手を出すとろくなことがないという見本となりました。 　　監督の継田淳、制作の屑山屑男、脚本の山崎圭司はもう少し、映画に関する基礎的なことを学んでください。

木下良子は一人暮らしのアパートで、在宅で仕事をしている。ある日良子は青紫色の実を拾う。実の存在が良子に影響をもたらしたのか、あるいは潜在的に内に秘めていた欲望か、良子は他者との身体的な接触を求め、その欲望にかられる。良子の衝動に伴うかのように実は変化していき、徐々に実の存在に囚われていく。

地球支配を企むアクラー帝国の女幹部ローザ。だがその作戦はことごとく女宇宙刑事に邪魔され続けてきた。今日もリオンに敗北したローザは、デスガイル将軍に罰を受けていた。デスガイル将軍は、リオンに勝ちたいと訴えるローザに苦痛と引き替えに、凶悪な戦士ヘルローザに変身する能力を与える。リオンに戦いを挑むローザは、ヘルローザとなってリオンを圧倒して捕らえることに成功する。これまでの恨みもこめてリオンを拷問し、口を割らないリオンを拷問死させる。見せしめとしてリオンをさらしたローザだが、リオンは宇宙要塞スペースマザーからの電気ショックと治療ビームによって復活する。ローザは蘇ったリオンを再び倒すことができるのか！

映画専門学校「ENBUゼミナール」による劇場公開映画製作ワークショップ「CINEMA PROJECT」の第4弾作品の一作。「アイドルネッサンス」のミュージックビデオや「乃木坂46」の特典映像のほか、アイドルオタクの父とアイドル志望の娘の関係を描いた映画「あの娘、早くババアになればいいのに」などを手がけてきた頃安祐良監督が、映画監督志望の青年を主人公に、自主制作の短編映画の撮影現場で監督やスタッフ、出演者が織りなす喜劇を描いた。

これぞまさしく真の実験映画!映画を観る者も実験されてしまう、多重構造の驚愕映像! 男に届いた一通の映画撮影依頼。それは、廃墟の一室で少女だけを撮り続けるというものだった。期限は7日間。異様な緊張感が立ち込める中、実験映画の撮影が始まった。やがて、撮るもの、撮られるものの立場がカメラを通して微妙に変化していく。一体少女は何者なのか。彼女を撮るとはどういうことなのか。好意なのか。憎しみなのか。攻撃なのか。防御なのか。混沌とした謎の中で疑惑は甘い香りを放ち、青年を惑わしていく・・・。

人妻の美智子は子宝に恵まれず、夫にも冷たくされて不満気味。そんなある日、彼女は快楽理研という会社に誘われ、コンドームの訪問販売員となった。最初の訪問先はリストラされて昼間から酒に溺れている佐藤。美智子は不幸な佐藤に同情し涙を流した。佐藤は彼女を菩薩と拝み倒し、押し倒した。自信を持った美智子は仕事に精を出すが、医学生の源吉の言葉で、それが新手の売春行為と知る。子供が出来ない悩みを聞いた源吉は妊娠用コンドームの開発に乗り出し…。

あなたはご存知だろうか。心霊、UMA、都市伝説。とにかく怖ければなんでもありの映像を投函する“恐怖ポスト"が都内某所に設置されていることを。そして集められた映像を持ち寄り、会員限定で上映会を催している秘密結社の存在を・・・。 　　そこで上映されたものの中から本当に怖い映像をチョイス、さらにその映像をスタッフが検証するという新しいホラーシリーズが誕生! 　　【収録内容】 　　第壱篇「生首の森」 　　関東北部のとある森で撮影された、浮遊する生首の映像。ここは古戦場で、多くの人々が斬首された場所だという。スタッフが投稿者とともに現場へと向かうものの、投稿者の様子が次第におかしくなり始め・・・ 　　第弐篇「霊感」 　　自殺した女性の霊が出るという温泉宿。一晩カメラを据えて、霊感が異様に強いスタッフがそこへ泊まることに。持ち帰った映像には何も映っていなかったが、後日信じられないものがはっきりと浮かび上がる・・・ 　　第参篇「魔のトンネル(前編)」 　　トンネルで肝試しをするカップル。楽しげなふたりに、突然悲劇が降りかかる。一体このトンネルはどこにあるのか?そしてこの映像を送ってきたのは誰なのか?謎が深まる中、さらなる惨劇が・・・ 　　第四篇「UFOを呼ぶ少女」 　　スタッフの元に届いたUFOの映像。早速投稿者に会いに行くと、女子中学生のヤラセだったことが判明。しかしそこは実際に目撃情報が多く寄せられる場所、改めてUFO呼び出し作戦が始まる・・・ 　　第伍篇「魔のトンネル(後編)」 　　トンネルはいわくつきの心霊スポットだったことが分かった。ただちにスタッフは現場へと向かうが、予期せぬアクシデントに襲われスタッフの一人が失踪、調査は中止に。その裏には恐るべき陰謀が・・・

小説「グレ－ト・ギャツビー」では、主人公のギャツビーとデイジーの関係が、語り手のニック・キャラウェイの視線で描かれていますが、ギャツビーの物語を踏まえた上で描かれる今回の新作では、原作であまり語られていない女性の側の（すなわちデイジーのお話）にスポットをあてて練り直します。さらに、小説の主人公さながらの数奇な運命を辿った作者・フィッツジェラルドとその妻・ゼルダの関係にも迫ります。有名人気作家の妻でいることに飽きたらず、自己実現のために愛する夫とまさに「戦い」とも言える激しい関係を築き、果ては精神を病んで若くして亡くなったゼルダの幻影が、主人公の女性像に反映されるという「ギャツビ－」と「ゼルダ」の２重の物語によって、より深みと、緊迫感にあふれるドラマを目指します。